ここでは、CHASER（対流圏化学版）によるシミュレーション結果の一部をWeb閲覧形式で公開しています。[データ閲覧ページ]
※当データ閲覧ページにおける全ての画像データは、無断での研究目的使用・転載を禁止させて頂いておりますので、ご了承ください

気候値実験	対流圏化学関連物質の全球分布（気候値・月別）
過去再現実験*1	1990年以降の各年のシミュレーション （日平均および月平均データ）
タグ付トレーサー実験*1,2：CO	各ソース領域起源ごとの一酸化炭素（CO）の全球分布（1990年〜）
タグ付トレーサー実験*1,2：O3	各ソース領域起源ごとのオゾン（O3）の全球分布（1990年〜）

注：実験は水平解像度T42(〜2.8^o×2.8^o)、鉛直 32 層 [地表〜高度40km] （化学計算は20kmまで）
*1：気象場はNCEP-Reanalysisを使用。 使用した各年のemissionデータの妥当性検討中です
*2：CHASERでは一酸化炭素（CO）やオゾン（O3）の全球分布について、ソース（汚染域）ごとの寄与を別々に計算しています
（実験の概要と計算結果の例[3.09MB]）
（参考文献：Sudo and Akimoto [2007]）

1. まず、シミュレーション（実験）の種類を選択し、次に「表示変数名」、「日付」を指定し、「表示ボタン」を押して下さい。表示する値の範囲、経度・緯度範囲を絞り込むことも可能です。
   （※注意「タグ付O3トレーサー実験」変数名中の「C.P.」は Chemical Production（光化学生成）を表します。PBLは大気境界層内の生成、FTは自由対流圏での生成を示します。PBLおよびFTにおける領域定義は以下の「タグ付トレーサー実験：領域定義」を参照。）
2. 空間３次元変数（物質分布など）は「表示高度」で表示する高度を指定可能です。
3. 空間３次元変数（物質分布など）については、オプションで「高度プロファイル」、「経度断面」、「緯度断面」の各図を表示することが可能です。上記の要領で、水平マップを表示させた後、該当するオプションを選択し、マップ上の表示させたい場所をクリックしてください。
   （※注意：この際、お使いのブラウザが「ポップアップ・ウィンドー」を許可する設定になっているか確認してください。別ウィンドーもしくは別タグで表示されます。）
4. ソース起源ごとの物質分布の場合（タグ付トレーサー実験）、複数の変数を重ね合わせて、同時に高度プロファイルを表示させることが可能です。「重ね合せ」オプションで表示させたい変数名（５つまで）を選んだ上で、水平マップをクリックして表示させてください。

Ｏ３（オゾン）
対流圏中のオゾン全球分布について、成層圏からの輸送起源、対流圏中の光化学生成起源に分離し、さらに対流圏中の光化学生成に関しては、大気境界層（PBL）内および自由対流圏（FT：Free Troposphere）の特にオゾン生成が活発な領域（主に汚染域）の寄与を個別に計算しています。


タグ付オゾントレーサー：リスト

O3	オゾン：O3 from all origins
O3s	成層圏起源：O3 from the stratosphere
O3BL-AMN	PBL北米：O3 from chemical production: North America PBL
O3BL-AMM	PBL中米：O3 from chemical production: Central America PBL
O3BL-AMS	PBL南米：O3 from chemical production: South America PBL
O3BL-AFN	PBL北アフリカ：O3 from chemical production: North Africa PBL
O3BL-AFS	PBL南アフリカ：O3 from chemical production: South Africa PBL
O3BL-EUR	PBLヨーロッパ：O3 from chemical production: Europe PBL
O3BL-CEU	PBL中央ユーラシア：O3 from chemical production: Central Eurasia PBL
O3BL-MES	PBL中東：O3 from chemical production: Middle East PBL
O3BL-IND	PBLインド：O3 from chemical production: India PBL
O3BL-CHN	PBL中国：O3 from chemical production: China PBL
O3BL-JPN	PBL日本：O3 from chemical production: Japan PBL
O3BL-IDN	PBLインドネシア：O3 from chemical production: Indonesia PBL
O3BL-TLD	PBLタイ：O3 from chemical production: Thailand PBL
O3BL-AUS	PBLオーストラリア：O3 from chemical production: Australia PBL
O3FT-AMN	FT北米：O3 from chemical production: North America FT
O3FT-AMS	FT南米：O3 from chemical production: South America FT
O3FT-AFN	FT北アフリカ：O3 from chemical production: North Africa FT
O3FT-AFS	FT南アフリカ：O3 from chemical production: South Africa FT
O3FT-EUR	FTヨーロッパ：O3 from chemical production: Europe FT
O3FT-ASA	FTアジア：O3 from chemical production: Asia FT
O3FT-AUS	FTオーストラリア：O3 from chemical production: Australia FT
O3FT-IDN	FTインドネシア：O3 from chemical production: Indonesia FT
O3RMT	その他の領域：O3 from other regions (remote areas)

※各領域については、下図を参照





ＣＯ（一酸化炭素）
各汚染域からの地表COエミッション、およびメタン・VOCsからの化学的生成、それぞれの起源の寄与を計算。地表エミッションのタグ付けに関しては、境界層（PBL）内オゾン生成用の領域定義を共通で用いています（上図a）。


タグ付ＣＯトレーサー：リスト

CO	CO：CO from all origins
COCPROD	化学生成起源(メタン・VOCs)：CO from CH4 and VOCs oxidation
COEM-AMN	Emission北米：CO emitted from : North America
COEM-AMM	Emission中米：CO emitted from : Central America
COEM-AMS	Emission南米：CO emitted from : South America
COEM-AFN	Emission北アフリカ：CO emitted from : North Africa
COEM-AFS	Emission南アフリカ：CO emitted from : South Africa
COEM-EUR	Emissionヨーロッパ：CO emitted from : Europe
COEM-CEU	Emission中央ユーラシア：CO emitted from : Central Eurasia
COEM-MES	Emission中東：CO emitted from : Middle East
COEM-IND	Emissionインド：CO emitted from : India
COEM-CHN	Emission中国：CO emitted from : China
COEM-JPN	Emission日本：CO emitted from : Japan
COEM-IDN	Emissionインドネシア：CO emitted from : Indonesia
COEM-TLD	Emissionタイ：CO emitted from : Thailand
COEM-AUS	Emissionオーストラリア：CO emitted from : Australia

※各領域については、上図aを参照