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診断:2013年1月

 東西平均アノマリ:緯度-高度

    • 北極周辺の強い下降流によりオゾン増加がみられる。
    • 北半球中緯度では下部成層圏から対流圏下層へのオゾン輸送増大(水蒸気負アノマリにも対応)。
    • COは30度以下の低緯度で負アノマリ。OHの正アノマリに対応。
    • 熱帯域下部成層圏のCOに正アノマリ(BVOCs増加に対応か?)
    • CH4は前年に引きつづき、対流圏全層で負アノマリ。
    • BCは北極周辺の下降流・吹き出しで負アノマリが広範囲に分布。
    • BC/COは北半球境界層で、正アノマリ(高気圧場の卓越)。

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※上の図で、カラーはオゾン(ppbv)(コンター線は水蒸気アノマリ)、CO/CH4(ppbv)(コンター線はOHアノマリ)、およびBC(μg m-3)について示す(矢羽は東西平均循環アノマリ)。なお、横軸・縦軸は、それぞれ緯度・高度(hPa)を示す。

 濃度アノマリ:地表

  • オゾン/CO
    • 北極域周辺の高気圧アノマリによって下降流が発生し、O3増加アノマリがみられる。
    • 北太平洋上の高いO3アノマリは、東太平洋上の高気圧アノマリ外周の時計回りの循環・下降流によるもので、成層圏からのO3(O3s)も増加(ただし、成層圏起源のアノマリは〜1.5ppb程度)。
    • 東南アジア、オーストラリアの高いCOアノマリはバイオマス燃焼による。

※以下の図で、カラーは、オゾン・COアノマリ(ppbv)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。chaser0/00T42/png/o3/o3-201301.pngchaser0/00T42/png/co/co-201301.pngchaser0/00T42/png/nox/nox-201301.png


  • エアロゾル
    • バイオマス燃焼起源のエミッションが東南アジアで増加、アフリカ西部で減少しており、これに伴うPM2.5変動がみられる(COと同様)。
    • 中国東部でPM2.5増加、中国西部、ロシア(シベリア)域でPM2.5減少アノマリ。
    • 成分としては、OCの変動による寄与が大きい。
    • 中国域では、SO4減少、これに対応しNO3増加。

※以下の図で、カラーは、PM2.5、硫酸塩(SO42-)、硝酸塩(NO3-)(μg m-3)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。

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chaser0/00T42/png/so4/so4-201301.pngchaser0/00T42/png/no3/no3-201301.png

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 濃度アノマリ:500hPa

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 濃度アノマリ:250hPa

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