診断:2015年10月
東西平均アノマリ:緯度-高度
- 成層圏起源オゾンは対流圏全体で正アノマリ
- 対流圏起源オゾンは水蒸気変動(熱帯域で増加)とも対応
- インドネシア森林火災起源のCOの正アノマリは北半球に拡大(OHの負アノマリも)
- 南半球・圏界面領域にも強いCO正アノマリ
※上の図で、カラーはオゾン(ppbv)(コンター線は水蒸気アノマリ)、CO/CH4(ppbv)(コンター線はOHアノマリ)、およびBC(μg m-3)について示す(矢羽は東西平均循環アノマリ)。なお、横軸・縦軸は、それぞれ緯度・高度(hPa)を示す。
濃度アノマリ:地表
オゾン/CO/NOx
- インドネシアのオゾン増大が更に拡大
- 南米でもオゾン増加
- 成層圏起源オゾンは南半球で正アノマリ
- COはインド洋を中心に強い正アノマリ(南米も)
※以下の図で、カラーは、オゾン・COアノマリ(ppbv)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。
エアロゾル
- 引き続きインドネシアでPM2.5大
- 各成分の寄与は先月と同様
※以下の図で、カラーは、PM2.5、硫酸塩(SO42-)、硝酸塩(NO3-)(μg m-3)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。