診断:2013年12月
東西平均アノマリ:緯度-高度
- 赤道〜30Nの自由対流圏でオゾン正偏差(下層に乾燥化傾向)
- BC/COの全球的な低濃度傾向は継続中
- BCは20-30Nで増加傾向(東南アジア域でバイオマス燃焼)
※上の図で、カラーはオゾン(ppbv)(コンター線は水蒸気アノマリ)、CO/CH4(ppbv)(コンター線はOHアノマリ)、およびBC(μg m-3)について示す(矢羽は東西平均循環アノマリ)。なお、横軸・縦軸は、それぞれ緯度・高度(hPa)を示す。
濃度アノマリ:地表
- O3/CO/NOx
- ヨーロッパに高気圧偏差と附随してオゾン正偏差
- 東南アジア(インドネシア)でCO・O3増加
- 北米東部でCO/NOxの負アノマリ(BVOCsに関連?)
※以下の図で、カラーは、オゾン・COアノマリ(ppbv)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。
- エアロゾル
- オゾンと同様に、ヨーロッパで高気圧偏差に対応したSO4/NO3増加傾向
- 東南アジアのバイオマス燃焼増加で、SO4/BC/OCに正のアノマリ
- アフリカ中央では、負アノマリ
※以下の図で、カラーは、PM2.5、硫酸塩(SO42-)、硝酸塩(NO3-)(μg m-3)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。