診断:2015年5月
東西平均アノマリ:緯度-高度
- 熱帯域・圏界面領域で負のO3アノマリ、亜熱帯域で正のO3アノマリが継続(成層圏からのO3輸送の増加に加え、対流圏内での循環変化に対応か)
- 北半球低緯度でのBC高濃度傾向は継続
※上の図で、カラーはオゾン(ppbv)(コンター線は水蒸気アノマリ)、CO/CH4(ppbv)(コンター線はOHアノマリ)、およびBC(μg m-3)について示す(矢羽は東西平均循環アノマリ)。なお、横軸・縦軸は、それぞれ緯度・高度(hPa)を示す。
濃度アノマリ:地表
オゾン/CO/NOx
- 北米でのオゾン増加(バイオマス燃焼増加と成層圏からの輸送強化)
- バイオマス燃焼はシベリア・ロシアで低め、北米・カナダで高め→COアノマリ
※以下の図で、カラーは、オゾン・COアノマリ(ppbv)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。
エアロゾル
- 基本的にバイオマス燃焼エミッションのアノマリを反映
※以下の図で、カラーは、PM2.5、硫酸塩(SO42-)、硝酸塩(NO3-)(μg m-3)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。