診断:2014年5月
東西平均アノマリ:緯度-高度
- 30°付近に強い下降流と正のO3偏差
- 南極付近にもO3正偏差
- 北極は上昇流偏差とO3の負偏差
- COは30°N付近で正偏差
- OHは熱帯域〜30Nを中心に正偏差(増加傾向)
※上の図で、カラーはオゾン(ppbv)(コンター線は水蒸気アノマリ)、CO/CH4(ppbv)(コンター線はOHアノマリ)、およびBC(μg m-3)について示す(矢羽は東西平均循環アノマリ)。なお、横軸・縦軸は、それぞれ緯度・高度(hPa)を示す。
濃度アノマリ:地表
オゾン/CO/NOx
- 東アジア・日本〜北太平洋上に正のオゾン・CO偏差
- アジア域北側における低気圧偏差で中国起源の物質の流出増加
- 北米〜西大西洋も同様の傾向
- バイオマス燃焼は東シベリア域で少なめで、O3/CO/NOxに負偏差
※以下の図で、カラーは、オゾン・COアノマリ(ppbv)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。
エアロゾル
- OCはシベリ東部のバイオマス燃焼弱化により、負偏差
- インド・タイでは、SOAの寄与大
- SO4/BCは中国からの流出が多めであり、中国域で負、日本付近で正偏差(北米も同様)
※以下の図で、カラーは、PM2.5、硫酸塩(SO42-)、硝酸塩(NO3-)(μg m-3)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。