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診断:2015年1月

東西平均アノマリ:緯度-高度

  • O3:30S~30Nの対流圏界面に5ppbv弱の負O3アノマリ。
  • 赤道~60Nの上部対流圏に5ppbvの負アノマリ(化学過程の変動?)。
  • 北極の中層に5ppbvの負O3アノマリ。
  • 50S付近の200~300hpa範囲では3ppbv弱の負O3アノマリ。
  • 20S~30Sの対流圏下層に2ppbvの負O3アノマリ(正の水蒸気アノマリに対応)。
  • ~5N対流圏下層〜中層の正O3アノマリ(負水蒸気アノマリに対応)
  • COは先月から引き続き、赤道~30Sの中上部対流圏で正アノマリ(バイオマス燃焼アノマリ+ハドレー循環上昇域のシフトと対応か)
  • メタンは負アノマリが継続中だが、2014年1月と比較すると、濃度上昇傾向。
  • BCは対流圏広域で負アノマリが目立つ。赤道付近正アノマリはバイオマス燃焼増加、40N付近の正アノマリは輸送場変動による。

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※上の図で、カラーはオゾン(ppbv)(コンター線は水蒸気アノマリ)、CO/CH4(ppbv)(コンター線はOHアノマリ)、およびBC(μg m-3)について示す(矢羽は東西平均循環アノマリ)。なお、横軸・縦軸は、それぞれ緯度・高度(hPa)を示す。

濃度アノマリ:地表

  オゾン/CO/NOx

  • 北太平洋中央に強い低気圧偏差
  • これにより、北太平洋東西(〜20N付近)に、オゾンの正負アノマリがそれぞれ形成(成層圏起源O3もこれに対応)。
  • 南米の正O3アノマリは、雷由来のNOx増加による可能性。
  • COアノマリは、O3アノマリと類似したパターン。
  • NOxはヨーロッパで負アノマリ。中国域でも負アノマリが継続。

※以下の図で、カラーは、オゾン・COアノマリ(ppbv)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。

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  エアロゾル

  • 先月から継続し、サハラで正PM2.5アノマリ
  • 硫酸塩、BC等は中国域、インド・バングラで低め
  • 硝酸塩は、中国・華北域で減少、朝鮮半島付近で増加。

※以下の図で、カラーは、PM2.5、硫酸塩(SO42-)、硝酸塩(NO3-)(μg m-3)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。

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濃度アノマリ:500hPa

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濃度アノマリ:250hPa

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