診断:2014年3月
東西平均アノマリ:緯度-高度
- 熱帯域と南半球の自由対流圏で正O3偏差(1~3ppbv)
- 熱帯域下層の乾燥化は継続
- CO/BCは赤道域で正偏差(インドネシアのバイオマス燃焼偏差)
- BCは中国域にも正偏差
※上の図で、カラーはオゾン(ppbv)(コンター線は水蒸気アノマリ)、CO/CH4(ppbv)(コンター線はOHアノマリ)、およびBC(μg m-3)について示す(矢羽は東西平均循環アノマリ)。なお、横軸・縦軸は、それぞれ緯度・高度(hPa)を示す。
濃度アノマリ:地表
オゾン/CO/NOx
- インドネシア域で正O3偏差
- COもインドネシア域で正偏差だが、ミャンマー付近で強い負の偏差(風向アノマリによる)
- NOxは中国域で負偏差が継続
※以下の図で、カラーは、オゾン・COアノマリ(ppbv)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。
エアロゾル
- 中国域でPM2.5の正偏差(先月よりも南下)
- 硫酸塩とOCアノマリの寄与が顕著
- 東南アジアで正アノマリ:タイではOC (3µg) に対し、SOA (2µg) と寄与大
※以下の図で、カラーは、PM2.5、硫酸塩(SO42-)、硝酸塩(NO3-)(μg m-3)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。