診断:2015年6月
東西平均アノマリ:緯度-高度
- 北半球・対流圏全体で正のO3アノマリ(成層圏起源O3増加)
- CO・BCは先月同様に北半球低緯度で高く、高緯度でも正アノマリ(アラスカ等でのバイオマス燃焼)
※上の図で、カラーはオゾン(ppbv)(コンター線は水蒸気アノマリ)、CO/CH4(ppbv)(コンター線はOHアノマリ)、およびBC(μg m-3)について示す(矢羽は東西平均循環アノマリ)。なお、横軸・縦軸は、それぞれ緯度・高度(hPa)を示す。
濃度アノマリ:地表
オゾン/CO/NOx
- アラスカ・カナダで強い正アノマリ、シベリアで負アノマリ(O3、CO)
- 日本付近でO3、COが高め
- 南半球では、全般的に成層圏起源O3が増加傾向
※以下の図で、カラーは、オゾン・COアノマリ(ppbv)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。
エアロゾル
- PM2.5:アジアで低め、北米で高濃度(バイオマス燃焼)
※以下の図で、カラーは、PM2.5、硫酸塩(SO42-)、硝酸塩(NO3-)(μg m-3)を、等値線は地表気圧アノマリを、矢羽は地表風速場アノマリをそれぞれ示す。